白日会について

会章の鳥(カラス)は、八咫烏になり、日本神話に登場する導きの神と伝えられています。 図案は創立会員川島理一郎氏の筆による会幟(のぼり)から転写されたものと伝えられています。

白日会
会章
八咫烏

大正12年(1923年)、欧遊の帰途にあった中沢弘光は、同船に乗り合わせた川島理一郎と出合いました。互いに話を深めるうち、混迷にあえぐ当時の日本洋画壇の将来に心をいため、ここに正当な美術研究団体の発足を誓い合いました。中沢弘光は、その時インド洋上で仰いだ白日に輝く太陽にちなみ、新団体を「白日会」と命名し、翌年大正13年(1924年)正式に結成されました。

発足後は時局の影響を受け、また様々な紆余曲折を経た後、前会長の伊藤清永(文化勲章・1911-2001)、小堀 進、平松 譲、彫刻の中村晋也(文化勲章)等を中心に、健全、自由な具象作家の集団という創設の意図を受け継ぎながら独自の時歩を築いてきました。

そして現在は、平成14年に会長に就いた中山忠彦を中心に、先達の精神をさらに確かなものにしつつ、伝統的な技法や表現の尊重、対象への真摯な姿勢、新時代に向けた自己に根ざす誠実な取り組みを本会結成以来一貫して標榜し続けてきた写実の一語に凝結し、作家それぞれに新しい写実を追及し続けています。

白日会役員名簿

会長代行  斎藤 秀夫
副会長  山本 眞輔
常任委員  有田 巧
常任委員  池田 良則
常任委員  伊藤 晴子
常任委員  大友 義博
常任委員  岡田 髙弘
常任委員  熊谷 有展
常任委員  髙梨 芳実
常任委員  寺久保 文宣
常任委員  中谷 晃
常任委員  広田 稔
常任委員  池川 直
常任委員  柴田 良貴
常任委員  清家 悟
常任委員  堀内 秀雄
   
顧問 三澤 忠
顧問 中村 晋也
顧問 峯田 義郎
   
特別会員 黒澤 信男
特別会員 西川 加耶子
特別会員 山田 博司